2024/09/13
ファッション誌を読むのが好きです。中でも憧れのスタイルは、トレンドに左右されず、世代や性別を超えて、そのとき自分がときめくアイテムを自由に取り入れてお洒落を楽しむというもの。
そんな私が「TIDEWAY(タイドウェイ)」のバッグと初めて出会ったのも、愛読するファッション誌からでした。
ファッション誌の特集に大きく掲載されていたタイドウェイのバッグは、上質な本革のバッグなのに、Tシャツとデニムのようなラフなスタイルにも凄く合いそうな佇まいが印象的でした。「こういう感じ好きだな~」と思いながら、そのページをじっくりと読んでいたことを覚えています。
LaLaBegin(ララビギン)/世界文化社
それから何年か経って現在の服飾セレクト担当になり、ブランドのメーカー様ともお取引できることに。自分があのとき心惹かれたブランドの商品を、今こうしてご紹介できることがなんだか不思議で、そしてとても嬉しい気持ちです。
当店で最初にお取り扱いを始めたのは「LIGHT LEATHER BOSTON S」でした。
しなやかで上質なレザーを生かしたミニマルなデザインに、華奢なハンドルがなんとも可愛いミニボストン。 展示会で初めて実物を見たとき、上品な中にも愛らしさを感じる絶妙なデザインにとても惹かれて、お取り扱いを決めました。
多くのお客さまにご好評をいただき、その後は、通勤にも使えるA4対応のLサイズも当店のラインナップに。
きちんとした装いにもカジュアルにも使えるデザインや、使い始めからしっくりと馴染んでくれる柔らかなレザーの質感。本革とは思えないほどの軽やかな使い心地。 そんなLIGHT LEATHERシリーズの魅力をさらに多くのお客さまにお届けしたいという思いで、今回新たにショルダーバッグのお取り扱いをスタートしました。
上部がラウンド型の「LIGHT LEATHER SHOULDER」。
きちんとした印象がありながら、なだらかな曲線のシルエットと細めのショルダーで、かっちりとしすぎない抜け感を演出してくれるので、カジュアルなアイテムとの相性も抜群。 ファスナー式の間口はしっかりと開くので出し入れしやすく、中に内ポケットも付いている日常使いしやすい仕様です。
中にがま口ポーチ(H15 x W20 x D1cm)、200ml瓶(約φ5.5 x H16.5cm)、コンパクトなL字財布(H9.2 x W10.5 x D1.5cm)、ハンカチを入れてみました。まだ余裕があります。
両手があくショルダーバッグはやっぱり便利。私自身、荷物が増えるショッピングや旅先での散策にはショルダーバッグを選ぶことが多いです。 そして長時間のお出かけなら、身体へのフィット感も気になるところですよね。
こちらの商品を初めて手に取ったとき、とても驚いたのがショルダー紐の柔らかさでした。 くったりとしていて柔らかく、長さを調節するベルト部分の取り外しもスムーズ。 なので実際に斜め掛けしてみたときも身体にしっくりとフィットする感じで。これなら秋冬の厚みのあるアウターの上からでも窮屈さを感じずに掛けられそうだと思いました。
シーンや服装を選ばず使えるお気に入りのバッグが一つあるだけで、お出かけの支度時間もうんと楽しいものになりそうですよね。
『同じものは一つとして無い』といわれる本革。 使用頻度や環境、天候など、さまざまな要因によって、経年変化にも個体差が表れます。
LIGHT LEATHERシリーズも、お借りしたサンプル品(向かって左)と新品(右)とを比べると、しなやかでハリのある状態から、革のシワや柔らかさが増し、味わい深く変化しているのが分かります。
気兼ねなくとことん使える素材のバッグも良いけれど、過ごした時間や大切な思い出を刻むように、経年変化という形で残していけるのは本革ならではの楽しみ方ですよね。
深まる秋のシックな装いにもぴったりです。 使うほどに愛着のわくバッグを連れて、ぜひ秋のお出かけを楽しみませんか?
筆記者:S